切り取り線をさっと入れたい
Wordで書類を作っているとき、1本だけ線を引きたいと思ったことはありませんか? 委任状や申込用紙が付いた書面で、切り取り線などを描くときがそうですね。きょうはこういったときに手早く切り取り線を入れる方法を紹介しましょう。
線を引きたい行に来たら、長音記号「ー」を3つ続けて入力し、「Enter」キーを押して変換を確定しておきます。
続けて、もう一度「Enter」キーを押すと、次の行に改行され、3つの長音記号は線に変換されます。これで簡単に線を引くことができました。
ちなみに、「=」を3つ続けて入力し、同様に「Enter」キーを押すと、二重線の区切り線が引かれます。なかなか面白いですね。でもどうしてこうなるのか知りたくありませんか?
Word2002、2003では、線が引かれた後にスマートタグが表示されます。これをクリックし、「オートコレクトオプションの設定」をもう一度クリックしてみてください。Word2000の場合は「ツール」メニュー→「オートコレクトのオプション」を選びます。
表示された画面は、「オートコレクト」と言って、入力中にWordが気を利かせて自動で書式を設定したり、頻繁に使う文字に置き換えたりしてくれる機能の設定画面です。「入力オートフォーマット」タブを見ると、「罫線」にチェックが入っていますね。これが「ー」を3つ続けて入力したときに罫線に変換する設定です。このチェックを外せば、「ー」をいくつ入力しても線には変換されなくなります。
なお、挿入した切り取り線が不要になったら、線の上にある改行のマークを「Del」キーで削除すると、切り取り線を削除できます。書類作りのちょっとした小技として知っておくと便利ですね!
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