余白ぎりぎりまで印刷したい
一般に、文書を見やすく仕上げるには、上下左右に適度な余白が必要になります。でも、大きな表や地図などをめいっぱい印刷しようとして、一生懸命余白を広げた経験はありませんか?
余白の最小値はお使いのプリンターによって異なりますが、プリンターの取扱説明書を広げていちいちこれを調べるのは面倒ですね。こんなときはWordの「ページ設定」を使えば、四方の余白に設定できる一番小さい数値を簡単に調べることができます。今日はそれをご紹介しましょう。
「ファイル」メニュー→「ページ設定」を選び、「ページ設定」ダイアログボックスを開きます。「余白」タブをクリックしたら、表示される「余白」欄で、上下左右の余白に「0」と入力してください。ちなみに単位の「mm」は自動で入りますから入力する必要はありません。
これで「OK」ボタンをクリックすると、「余白が印刷できない領域に設定されています。」というメッセージが出ます。これは、接続しているプリンターとの兼ね合いで、余白を完全にゼロにすることはできないためです。ここで「修正」ボタンをクリックしましょう。
余白の値が変わりました。これは、そのプリンターで設定できる最小限の余白になります。改めて「OK」ボタンをクリックしましょう。
あとは通常どおり印刷すれば、紙面を最大限に使った状態で印刷できます。
なお、最近では、写真を「フチなし印刷」できるプリンターがほとんどですね。
こういったプリンターでは、プリンターのプロパティ画面で「フチなし印刷」を指定してから「ページ設定」ダイアログボックスを開くと、上下左右の余白をそのまま「0」に設定できます。地図や写真を用紙いっぱいに印刷する際にはこちらの方法でもよいでしょう。
ただ、端に来る文字が欠けてしまうと困る表などでは、「フチなし印刷」は使えませんので、今日ご紹介した方法が役立つことと思います。場面に応じてご活用ください!
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