Excelで英数字に日本語と別のフォントを使いたい
レストランのメニューなども、「これ多分Wordで作っているのかしら?」と思うものをよくみかけますが、普通の書類を作るときにも、見栄えを考えると外せないのが「フォント」ですね。
フォントには、ひらがな、漢字などの全角文字に設定するための「和文フォント」と半角アルファベットや半角の数字用の「欧文フォント」の2種類があります。
大まかな見分け方としては、「MSP明朝」などのようにフォント名に日本語が混じったものが和文フォント、それ以外は欧文フォントと考えればよいでしょう。皆さんは普段、これらを意識して使い分けていらっしゃいますか?
私たちが主として使うのはやはり日本語ですね。ところが、和文フォントが持つ半角英数字の字体は、文字幅が全角文字の半分になります。アルファベットや数字にも「MS明朝」などの和文フォントを設定すると、どことなく貧弱でメリハリがないなあと思ったことはありませんか?
そこでWordでは、あらかじめ半角英数字には日本語とは別に欧文フォントが設定されています。「書式」メニューの「フォント」を選び、開く「フォント」画面を見ると、日本語と英数字とでフォントを別々に指定できるようになっているのがわかりますね。
ところが最近では、Excelで文書を作る人も珍しくありません。
あいにくExcelには、Wordのように英数字と日本語のフォントを別々に指定する設定画面はないのですが、次の方法で操作すれば、英数字には、日本語とは別に欧文フォントを設定できます。
まず、左上の全セル選択ボタン(行番号・列番号が交わる部分)をクリックし、シートのすべてのセルを選択します。「フォント」ボックスを見ると、特に変更していなければ、Excelの既定のフォントである「MSPゴシック」と表示されます。日本語のフォントを変更するときは、「フォント」ボックスで和文フォントを選んで設定しておきます。
続けて、「フォント」ボックスから欧文フォントを選んでください。欧文フォントは日本語の字体を持たないため、シート全体を対象にフォントを変更するとシートに入力された英数字だけに適用されます。
これで日本語の文字フォントは変更されないため、英数字だけに欧文フォントを設定できるわけですね。
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