レポート用紙のように横罫を引きたい(1)
過去に「文字を入力した文書の背景に横罫線を印刷したいのですが」という質問を、掲示板などで何度か見かけたことがあります。ちょうどレポート用紙のように、罫線のあるところに文字を入力し、そのままのイメージで印刷したいということですよね。
一番簡単なのは、Office Onlineのテンプレートからレポート用紙のテンプレートをダウンロードして使うことです。こちらにアクセスして、「レポート用紙」でテンプレートを検索すれば、横罫が引いてあるWordのテンプレートが表示されます。
でも、それとは別に自分で罫線を引いて文書を作ることもできます。手間はかかりますが、この方法なら、行と行の間隔を好みに合わせて調整することもできますよ。今回から2回に分けてその方法をご紹介します。
まずは、「図形描画」ツールーバーの「図形の調整」→「グリッド」とクリックして、グリッド線を画面に表示します。グリッド線とは、文書ウィンドウに重ねて表示できる透明の方眼紙のようなものだと思ってください。図形や文字の配置を揃えるのに使いますが、普段はこれが非表示になっています。
グリッド線には、水平方向の行グリッドと垂直方向の文字グリッドの2種類があり、ここでは行グリッドだけを表示します。開く設定画面で「行グリッドの間隔」を「1行」に変更します。次に、「グリッド線を表示する」にチェックを付けてから、「行グリッドを表示する間隔(本)」を「1」に変更します。
これで行グリッド線が1行分ずつ表示されますね。これで文字を入力すれば、行グリッド線の間に表示されるので、ちょうどレポート用紙のような横罫に見立てることができます。ただし、グリッド線は印刷されません。そこで、次回は印刷できる線をここに追加する方法を紹介します。
なお、行の間隔を変更するには、ここで「ファイル」メニューから「ページ設定」を選択します。「ページ設定」ダイアログボックスの「文字数と行数」タブにある「行送り」の数値を変更します。ここを大きくすると行間隔が広がり、小さくすると狭くなります。
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