エクセル・ワードの使い方なら

TOP > aotenブログ > 木村幸子の知って得するマイクロソフトオフィスの話

« 大きな画像を挿入しても「図の圧縮」が不要になった | トップページ | アイコンセットのアイコンだけをセルに表示したい »

2008年5月 8日 (木)

データをランク分けしてアイコンで示したい

売上金額や点数を一定の幅で分類したいことがありますね。こんなときは条件付き書式の「アイコンセット」を利用すると、数値が属するランクをアイコンの違いで表現できます。
ただし、アイコンセットはExcel2007だけの機能です。2003以前のExcelでは表示されません。

たとえば、下のような表で、3教科の合計点を元に生徒を「250点以上」「180点以上250点未満」「180点未満」の3つのグループに分けてアイコンを表示してみます。

2

アイコンを表示する合計点のセルを選択したら、「ホーム」タブで「条件付き書式」をクリックし、「アイコンセット」にポインタを合わせます。アイコンの一覧が表示されますね。ここでは3グループに分けるので、3個セットのアイコンにポインタを置きます。結果がセルに前もって表示され、どれを使うか決まったらクリックします。これでアイコンがセルの先頭に表示されます。

3

次に、グループ分けの基準となる数値を設定しましょう。合計点のセルを選択した状態で、再び、「ホーム」タブで「条件付き書式」をクリックし、「ルールの管理」を選択します。開く画面で、アイコンセットを選び、「ルールの編集」をクリックします。

4

「書式ルールの編集」画面が開いたら、「値」と「種類」を変更します。初期状態では、「↑」が「67%以上」、「→」が「33%以上67%未満」「↓」が「33%未満」と指定されていますね。つまり、今表示されているアイコンは、合計点の最小値から最大値の間で3等分した数値をしきい値として当てはめたランクになります。

5

「種類」を「数値」に変更し、次に「値」に、上から「250」「180」と入力します。「OK」ボタンをクリックすれば、設定完了です。

6
ランク分けの基準値が変わると、表示されるアイコンも変わります。調整後は緑の上向き矢印が1つもないことから、残念ながら「250点以上」の生徒は一人もいないことがすぐにわかりますね。

コメント

この記事へのコメントは終了しました。




オデッセイが実施・
運営する資格試験

  • マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)
  • ビジネス統計スペシャリスト
  • MTA(マイクロソフト テクノロジー アソシエイト)
  • IC3(アイシースリー)
  • VBAエキスパート
  • アドビ認定アソシエイト(ACA)
  • コンタクトセンター検定試験
  • Rails技術者認定試験
  • リユース検定
  • 統計検定