(1)ネット上にWord、Excel、PowerPointのファイルを保管できるようにする
会社や学校で作ったWordやExcelのファイルを、家や図書館など別の場所のパソコンから操作したい場合、皆さんはどうしていますか?
USBメモリーにファイルをコピーして持ち歩くこともできますが、予期せぬ情報流出の原因の上位に常にランクインしているのがそのUSBメモリーの紛失です。職場ではUSBメモリの利用に制限があるところも少なくありません。
そこで、ネット上の安全なスペースに自分のファイルを保管してはどうでしょうか。
マイクロソフトは、合計500MBまでのファイルをネット上のスペースに無料で保管できる「Office Live Workspace」というサービスを5月から開始しました。
まだ試験的に運用しているベータ版ですが、Internet Explorer上でファイルを確認したり、Word、Excel、PowerPointの場合は、各アプリケーションの画面からネット上のファイルにアクセスできるなど、Officeユーザーにとってはなかなか使い勝手のよいサービスです。そこで、今回から4回に分けて、必要な準備や使い方をご紹介します。
なお、Office Live Workspaceを利用できるのは、Windows XPあるいはWindows Vistaのいずれか(Internet Explorerのバージョンは6.0か7.0)となります。
まずはユーザー登録から。こちらにアクセスし、「サインアップ」をクリックします。
Office Live Workspaceを利用するには、Windows Live IDの登録が必要です。
なお、マイクロソフトの他サービスを利用していて、すでにHotmailなどのメールアドレスをWindows Live IDとして登録済みの人は、今回の記事で紹介する作業は不要です。
最初に、IDとして登録するメールアドレスを入力して「作成」ボタンをクリックします。
続く画面では、パスワードを設定するなど指示に従って内容を登録し、最後に、ユーザーの利用規約とプライバシーに関する声明に「同意する」をクリックします。
5分ほどすると登録したメールアドレス宛てに確認メールが送られます。メールを開き、本文にある確認用Webアドレスにアクセスして登録を完了しましょう。このとき、フィッシング詐欺などを予防するために、いったんメール本文のアドレスをコピーすることをお勧めします。青いリンク部分で右クリックして「ハイパーリンクのコピー」を選択します。
次にInternet Explorerを起動して、アドレスバーで右クリックして「貼り付け」を行います。表示される画面で、登録したメールアドレスとパスワードを入力すれば、確認が終了します。
もう一度こちらにアクセスして、今度は「サインイン」をクリック。Windows Live IDとして登録したメールアドレスとパスワードを入力すれば、ファイルの管理画面に移動します。
なお、ここに保存したファイルはウィルスから保護されます。また、Windows Live IDとパスワードを入力しないとアクセスできないため、第三者にファイルを見られる心配もありません。
ここにファイルを追加する方法は次回紹介します。
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