Excelの表全体を縦書きで印刷したい
Excelで作成した表では、通常、文字の方向は横書きになりますね。
縦書きの表を作るには、表のセルを選んで右クリックし、「セルの書式設定」ダイアログボックスの「配置」タブで「方向」から縦書きを指定するのが一般的な方法です。
ただし、すでに横書きで作ってしまった表の場合は、この方法だとセル内の文字方向だけが縦書きに変わってしまい、行の高さや列幅など、表全体のレイアウトはそのままになります。
印刷したときだけ縦書きの表になっていればいいのであれば、一瞬で縦書きに変換できるテクニックがありますよ。今日はそれをご紹介します。
まず、縦書きに変換したい表や文字が含まれるセルを選択します。ここでは、シート全体を縦書きにしたいため、シート左上の「全セル選択」ボタンをクリックして、シート全体を選択しています。
続けて、「フォント」ボックスをクリックし、「MS明朝」「MSゴシック」など和文フォント名の先頭に「@」を半角で入力します。全角の「@」はNGです。必ず半角で入力します。
「Enter」キーを押すと、選択していたセルの文字が縦書きになります。これは、フォント名の先頭に「@」を付けると、縦書き専用フォントになるためです。フォント自体が縦書きになるため、文字全体も縦書きにした状態になります。
用紙の向きを整えて、印刷を実行すれば、立派な縦書き文書ができあがります。シート上では文字が寝てしまうため、印刷物だけ縦書きにしたいときに利用しましょう。なお、セルに半角の英数字や記号が入力されていると、それらの文字は横書きのまま残ってしまうため、半角文字は使わないのが原則です。
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