スライドの表示時間は残したまま、勝手にスライドが切り替わらないようにしたい
スライドショーの実行方法には、クリックや「Enter」キーで次のスライドを表示する『手動での切り替え』のほか、あらかじめスライドごとに表示する秒数を決めておき、設定時間が経過したら自動的に次のスライドに進む『自動での切り替え』の2種類があります。
PowerPointの初期設定では前者だけが有効ですが、リハーサルで時間を記録すると、自動的に後者である『自動的に切り替え』も有効になります。
ただし、この状態のままスライドショーを実行するのは危険です。というのは、まだ演者が話している最中に切り替え時間が来てしまった場合、勝手に次のスライドが表示されてしまうからです。プレゼンターが進行を安全にコントロールするためには、自動的に切り替える設定はオフにしておく必要があります。
これには、スライドを選んで「アニメーション」タブ(2010では「画面切り替え」タブ)の「自動的に切り替え」のチェックを外します。しかしながら、スライド枚数が多い場合は手間がかかりますね。だったら任意のスライドで「自動的に切り替え」のチェックを外した後、「すべてに適用」をクリックすればいいのでは?とも思いましたが、これだとリハーサルで記録したスライドの表示時間も一緒に削除されてしまいます。
スライドの表示時間は残したまま、『自動的に切り替え』の設定をすばやく解除するにはどうすればいいでしょうか。
これは、「スライドショー」タブの「設定」グループで「リハーサルのタイミングを使用」
(2010では、「タイミングの使用」)のチェックを外します。これで、記録した時間は残り、自動的にスライドを切り替える設定だけが解除されます。
また、2003で同様の設定を変更するには、「スライドショー」メニューの「スライドショーの設定」を選択し、表示されるダイアログボックスで「スライドの切り替え」を「クリック時」に変更します。
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