複数条件を満たすセルの個数を数えたい(COUNTIFS関数)
前回の記事で、COUNTIF関数を使って、条件に当てはまるセルの個数を求める方法を紹介しました。ただし、COUNTIF関数では指定できる条件は1つだけです。条件を複数指定したい場合はどうすればいいでしょうか。
下の例は、顧客からの問い合わせを記録したものです。B列に「入会」「更新」「退会」「その他」という4つの区分を入力し、さらに男女別にも統計を取りたいため、性別をC列に追加しました。
この表から「区分」と「性別」の2つの条件を考慮して問合せの件数を求めるには、COUNTIFS(カウントイフエス)関数を使います。(※この関数は2003では使用できません)
実際に、指定してみましょう。
あらかじめ、区分と性別の一覧を空いたセル(ここではF2~G10)に入力しておきましょう。
まずは、区分が「入会」、性別が「男」であるセルの個数を求めます。H3セルを選択して「関数の挿入」ボタンなどを使い、COUNTIFS関数の式を挿入したら、最初の引数「検索条件範囲1」に「区分」が入力されたB列を指定します。なお、前回同様に、データが増えても対応できるように列単位で「範囲」を指定しています。(詳しくはこちらの記事をご参照ください)。
「検索条件1」には、「入会」と入力しておいたF3のセルを指定します。これで1つ目の条件である「区分」の指定が済みました。
続けて、「検索条件範囲2」に性別が入力されたC列を指定し、「検索条件2」に「男」と入力しておいたG3セルを指定します。済んだら「OK」ボタンをクリックします。
COUNTIFS関数が入力され、区分が「入会」で性別が「男」である問合せデータの件数が求められます。オートフィル機能を使って数式を下にコピーすると、同様に、すべての区分の問合せ件数が表示されますね。
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