ゼロが入力されたセルに「なし」と表示したい
これも前回の記事で紹介した「セルの表示形式」を駆使して実現することができます。ではその手順を説明しましょう。
まず、表内の数値が入力されたセル範囲を選んでおきましょう。次に選択範囲内で右クリックし、表示されるメニューから「セルの書式設定」を選択します。
これで「セルの書式設定」ダイアログボックスが開きます。
左の「分類」の一覧から「ユーザー定義」を選択し、「種類」の欄に「#,##0;-#,##0;”なし”」と入力します。「なし」という日本語以外はすべて半角で入力してください。指定が終わったら「OK」ボタンをクリックします。
ここで入力いただいた内容について説明を補足します。
ユーザー定義の表示形式では、入力した数値が「正の数」「負の数」「ゼロ」の場合の表示方法をそれぞれ指定できます。そして、その場合、指定と指定の間を半角のセミコロン「;」で区切って示すルールになっています。
また、「#,##0」とは、数値データを「1,234」のように桁区切りカンマを付けて表示しなさい、という意味になります。したがって、ここで入力した一連の内容は、「(入力された数値が)正の数なら「1,234」のように、負の数なら「-1,234」のように表示して、ゼロの場合は「なし」と表示せよ」という意味になります。
さて、これでゼロが入力されたセルには、冒頭の画面のように「なし」と表示されているはずです。ゼロを「在庫なし」「来客なし」といったより具体的な言葉に置き換えて示したいときに便利ですね。
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