こういう欄にセルの幅を睨みながら文章をおさまりよく入力するのは大変ですね。おそらく、この書類のフォームを作った人は、入力のことまで気が回らなかったのではないかと思われます。
このような場合は、「文字の割付」機能を使うと一連の文章を複数セルに効率よく入力できます。さっそくやってみましょう。



なお、今回はExcel2010の手順を中心に紹介します。Excel2007をお使いの方は、記事の最後の※部分をご覧ください。
まず詳細欄の先頭セル（ここではC5）に文章をすべて入力します。次に、そのセルを選択しておき、「ホーム」タブ→「編集」グループの「フィル」→「文字の割付」とクリックします。（2003では「編集」メニュー→「フィル」→「文字の割付」とクリックします。）



表示されるメッセージで「OK」ボタンをクリックします。



これでセル幅を超えた文字が、下のセルに流し込むように順に入力されます。なお、下のセルはすべて空欄にしておきましょう。もし何らかの文字が入力されていた場合、それらの文字は上書きされてしまうので注意が必要です。

※Excel2007では、「文字の割付」ボタンがリボンにないため、あらかじめクイックアクセスツールバーに「文字の割付」ボタンを追加してから、上記の手順で操作しましょう。
「文字の割付」ボタンをクイックアクセスツールバーに追加する方法については、下の関連記事をご参照ください。

＜関連記事＞
・あの機能はどこへ？　今までにあった操作がリボンにない！
（2007でクイックアクセスツールバーにボタンを追加する手順はこちらです）
http://ciao.aoten.jp/ciao/2007/07/post-6650.html

・氏名の姓と名を別の列に分けたい
http://ciao.aoten.jp/ciao/2009/08/post-46c9.html