図形で作成した地図を画像として別に保存したい
Word文書に地図などを入れたいときに役立つのが図形機能ですね。
ドラッグで描画する、中に文字を入力するといった基本的な操作さえ覚えてしまえば、四角形や矢印、線などの図形を組み合わせて、自由自在に図版を作ることができます。
作成した地図やチャートはWord文書の一部になるため、ファイルとともに保存されますが、図形機能で作成した図版の部分だけを画像ファイルとして別に保存することもできます。こうしておけば、一度作成した地図や図版を複数のファイルに挿入し、使いまわすことができますね。今日はその方法を紹介します。
図形機能で作成した地図を表示しておき、「ホーム」タブ→「編集」グループの「選択」→「オブジェクトの選択」をクリックします。次に、地図をすっぽりと囲むようにドラッグします。(Word2010の場合は、この方法で図形を選択することはできないため、「すべて選択」をクリックします)
これですべての図形が選択されます。続けて、クイックアクセスツールバーにあらかじめ追加しておいた「図としてコピー」ボタンをクリックします。(このボタンをクイックアクセスツールバーに追加する手順については、後述の※をご覧ください)。
ペイントを起動して、「編集」メニュー→「貼り付け」を選択すると、選択しておいた地図の領域が表示されます。あとは、「ファイル」メニュー→「名前を付けて保存」を選択して保存の操作をすれば、画像データとして保存できます。
ちなみに、保存した地図をWord、Excel、PowerPointなどのファイルに追加するには、「挿入」タブ→「図をファイルから挿入」をクリックします。
※「図としてコピー」機能を利用するには、次の手順であらかじめクイックアクセスツールバーにボタンを追加しておく必要があります。(番号は上の図に対応しています)
「Office」ボタン→「Wordのオプション」を選択し、「Wordのオプション」ダイアログボックスで①「ユーザー設定」をクリックしたら、②「リボンにないコマンド」を選択して、一覧から③「図としてコピー」をクリック。④「追加」ボタンをクリックすると、⑤右の欄にボタンが追加されます。⑥「OK」ボタンでダイアログボックスを閉じると、クイックアクセスツールバーにボタンが追加されます。
(2010では[ファイル]タブ→「オプション」を選択し、「Wordのオプション」ダイアログボックスで「クイックアクセスツールバー」欄をクリックしてから同様に操作します)。
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