横長の表が入るページだけ用紙の向きを横にしたい
Wordで文書を作っているときに、一部のページだけ用紙の向きや用紙サイズを変えたいと思った経験はないでしょうか。たとえば、用紙を縦置きにした文書の中で、横長の表が入るページだけ用紙の向きを横にするといった具合です。
このような場合、表の入るページだけファイルを別にしなくとも、文書のセクションを分けると、同じファイル内に縦置きと横置きのページを混在させることができます。
セクションを分けるには、分割位置に「セクション区切り」を挿入します。
通常のファイルでは、セクションは1つだけですが、セクション区切りを挿入すると、それ以降が別のセクションとなります。そして、用紙サイズや向き、ヘッダーフッターなどのページ書式は、セクションごとに異なるものを指定できるようになります。
まずは、セクションがわかるようにステータスバーの設定を変更しておきましょう。
ステータスバー上で右クリックし、表示されるユーザー設定のメニューで「セクション」にチェックを入れます。
これで、ステータスバー左端に、現在カーソルがある位置のセクション番号が表示されます。
次に、セクション区切りを挿入しましょう。
横置きにしたいページの先頭をクリックして、カーソルを移動したら、「ページレイアウト」タブの「ページ設定」グループで「ページ/セクション区切りの挿入」をクリックします。
選択肢の下半分が「セクション区切り」になります。用紙のサイズ、向きといった書式を変更する場合は、同時にページも分けることになるため、「次のページから開始」を選択します。
これでセクション区切りが挿入されます。画像には出ていませんが、「セクション区切り」という編集記号が画面に表示されます。
ステータスバーを見ると、カーソル位置以降が2番目のセクションになったことがわかります。この状態で「印刷の向き」を「横」に変更します。
これで、2セクション目だけが用紙の向きが横になります。なお、続くページで用紙向きを再び縦置きに戻す場合は、改ページしたい位置にカーソルを置いて、同様に次のページから開始されるセクション区切りを挿入します。その後、3セクション目の中にカーソルがある状態で用紙の向きを縦に変更します。
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