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2014年3月31日 (月)

互換性をバージョンごとに確認したい

WordやExcelなどのファイルを別の人に渡す場合、相手方のソフトのバージョンが古いと、先方のソフトで開いた時に、一部の機能が使えなくなったり、見た目が変更されることがありますね。これは、新しいバージョンのWordやExcelに搭載された新機能が、古いバージョンのソフトに対応していないためです。
作成中のファイルの互換性を事前に確認するには、「互換性チェック」機能が便利です。

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ただし、この「互換性チェック」機能は初期設定のまま利用すると、かなり古いバージョンである「97から2003」形式で保存した場合を基準にして、チェックの結果を表示します。
ところが、最近では、バージョン2003以前のオフィスを利用する機会はだいぶ減ってきました。ここまで古いバージョンとの互換性を確認する必要がない場合も多くなってきています。
たとえば、自分の使っているオフィスが2013で、先方の使用するバージョンが2007や2010である場合は、2007以降のバージョンだけを対象にした互換性チェックを行いたいですね。
今日はそういった場合の方法をご紹介します。

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まず、互換性を確認したいファイルを開き、「ファイル」タブをクリックします。
「情報」をクリックし、「問題のチェック」→「互換性チェック」の順にクリックします。

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「互換性チェック」画面が開き、チェックの結果、利用できなくなったり、正常に表示されなくなったりする新機能の内容がリストアップされます。これはチェック範囲の中で最も古い97-2003形式をベースにしたチェックの結果です。
ここで「表示するバージョンを選択」ボタンをクリックします。

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すると、お使いのオフィスのバージョンより古いバージョンが一覧表示されます。ここでクリックすると、チェックマークが削除され、互換性チェックの対象外になります。
たとえば、2007以降のバージョンを対象に互換性チェックを実行したい場合は、「97-203」のチェックを取ればいいわけです。
これで、対象外の古いバージョンを除いての互換性チェックの結果が表示されます。
比較対象のバージョンが新しくなった分、結果の項目が減っていることがわかりますね。

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