フィルター機能で平均値より大きいデータだけを抽出したい
Excelの表から必要なデータだけを抽出するのに役立つのが、おなじみのフィルター機能(2003以前のエクセルでは「オートフィルター」機能)です。
「『A』という商品名のデータだけを表示させる」「金額が20万円以上のデータだけに絞り込む」といった基本的な使い方以外にも、さまざまな使い方があります。
たとえば、金額や点数などを基準に、平均より大きい(あるいは小さい)データだけを見たい場合はないでしょうか。
フィルター機能には、数値を入力した列を対象に、平均値を自動的に求め、それより大きい・小さいデータ(行)だけを表示させてくれる機能があります。それを使いましょう。
まずは、フィルター矢印を表の列見出しに表示させます。
表内の任意のセルをクリックし、「データ」タブをクリックして、「並べ替えとフィルター」グループから「フィルター」をクリックします。
これで、表の先頭行にある見出しにフィルター矢印が表示されます。
次に、得点の列の▼をクリックし、「数値フィルター」から「平均より上」を選択します。
これで、得点が平均点を上回るデータの行だけが抽出されました。
平均点を下回る生徒のデータの表がほしい場合は、同様に「平均より下」を選択すればよいわけですね。
なお、今回紹介したフィルター機能は、MOSの範囲でもあります。
MOSの受験を機に、フィルターのさまざまな使い方をマスターしてみてはいかがでしょうか。
<MOS試験概要>
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