基本的な統計データをまとめて見たい(1)
エクセルには、統計データを扱う関数群があります。
「数式」タブをクリックして表示される「関数ライブラリ」グループで「その他の関数」から「統計」を選ぶと、一覧に表示されるのが、統計関数たちです。
平均を求めるならおなじみのAVERAGE関数、中央値はMEDIAN関数、最頻値はMODE関数というように、さまざまな統計データを求める関数たちは、ここから選んで指定するわけですね。
でも、関数以外にも、基本的な統計データを一括で求めるもっと早い方法があることをご存知でしょうか。
それは、「分析ツール」の中の「基本統計量」機能を使う方法です。
少し長くなりますので、今回と次回の2回に分けてご紹介します。
まず、「分析ツール」とは、文字通り統計分析などに使用する専門機能の集まりのことです。
使ったことがないという方も多いのではないでしょうか?
この分析ツールは専門機能ゆえ、使うときだけExcelに組み込むよう、アドインを追加する仕組みになっています。そこで今回はまず、このアドインを追加する手順までをご紹介します。
アドインを追加するには、「ファイル」タブで「オプション」をクリックし、開く「オプション」ダイアログボックスで「アドイン」を選びます。
一覧に「分析ツール」があることを確認してください。(※ない場合は、すでにお使いのExcelにアドインが追加されているので、この操作は不要です。)
「アドイン」ダイアログボックスが開きます。
「分析ツール」にチェックを入れて、「OK」ボタンをクリックします。
これで、「データ」タブに、「データ分析」というボタンが追加され、分析機能が使えるようになりました。
これで準備完了です。いよいよ分析ツールを使ってみましょう。
続けて、こちらの記事をご覧ください。
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