複数のExcelファイルに同じ透かしを入れたい(2)
こちらは前回の記事の続きです。前回の記事からご覧ください。
Excelのシートに「社外秘」や「禁持ち出し」のような透かしを頻繁に入れる場合は、あらかじめ透かし用文字の画像ファイルを用意しておくと、必要に応じてそれをExcelファイルのヘッダーに挿入できます。
今回は、前回ペイントで作成した透かしの画像をヘッダーに挿入し、仕上げる部分を紹介します。
透かしを入れたいExcelファイルを開いておき、「挿入」タブをクリックして、「テキスト」グループの「ヘッダーとフッター」をクリックします。
これで画面表示モードが「ページレイアウト」になります。
次に、ヘッダーの中央部をクリックし、「デザイン」タブの「ヘッダー/フッター要素」グループにある「図」をクリックします。
開く画面で「ファイルから」右の「参照」をクリックします。
「図の挿入」ダイアログボックスが開いたら、前回保存した透かし文字の画像ファイルを選んで「挿入」ボタンをクリックします。
これで画像が挿入されます。続けて、必要に応じて文字の大きさを調整します。
ヘッダーの中央部に表示された「&[図]」の部分をドラッグし、「図の書式設定」をクリックします。
「図の書式設定」ダイアログボックスが開きます。「サイズ」タブで、「高さ」か「幅」のいずれかにパーセンテージを入力すると、縦横の比率を保ったまま、写真の大きさを変更できます。ここでは200%の大きさに拡大しています。
続けて「図」タブをクリックします。「色」の右で「ウォッシュアウト」を選ぶと、透かし文字の色が薄くなり、上に文字が表示されても見やすくなります。
「OK」ボタンをクリックすれば、冒頭の完成図のようになります。
Officeの操作スキルを証明するには、MOSの資格取得をおすすめします。
なお、今回紹介したヘッダーに画像を挿入する手順は、MOSの試験範囲です。
MOSについてはこちらをご覧ください。
Office 2016の試験については、来年2016年に開始が予定されていますが、詳細な時期等、最新情報については、公式サイトでご確認ください。
<MOS公式サイト>
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<MOS・学割>
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