Excelのシートにも透かしを印刷したい
残念ながらExcelにはWordのような透かし機能は用意されていませんが、ワードアートを応用すれば、手作業でそれらしく仕上げることはできます。
今日はその方法を紹介しましょう。
まず、画面の表示モードを「ページレイアウト」表示に変更しましょう。
これは、「表示」タブをクリックして、「ページレイアウト」をクリックします。
ページレイアウト表示にすると、印刷した時のように余白が画面に表示されるので、透かしのレイアウトを確認できます。
次に、「挿入」タブをクリックし、「ワードアート」をクリックして、デザインを選びます。
ここでは、左上端のシンプルなデザインを選択しましたが、透かしの文字が読みとりやすいよう、影などのつかないものが適しています。
「ここに文字を入力」と表示された枠が現れます。
キーボードから透かしの文言を入力すると、文字が置き換わります。
ここでは「持ち出し厳禁」と入力しました。
文字を入力できたら、配置を整えましょう。枠線上にマウスポインターを合わせてドラッグすれば移動できます。また、斜めに文字を表示する場合は、ワードアートの上に表示された丸い矢印にマウスポインターを合わせてドラッグします。
最後に、シート内の表を編集しても不都合がないように設定を変更します。
ワードアートを選択して、「書式」タブをクリックし、「サイズ」グループ右のダイアログボックス起動ツールをクリックします。
「図形の書式設定」作業ウィンドウが開いたら、「図形のオプション」をクリックし、「サイズとプロパティ」を選び、「セルに合わせて移動やサイズ変更をしない」を選択します。
これでセルの編集をしていて表が拡張されたりした場合も、透かしの文字の位置は移動しなくなります。
次に、「文字のオプション」をクリックし、「文字の塗りつぶしと輪郭」を選び、「塗りつぶし(単色)」を選び、「透明度」に数値を入力すると、文字が半透明になります。
これで、表中の文字が透かしと重なっても、問題なく読み取れるようになります。
なお、次回紹介するワードアートを挿入する手順は、MOSの試験範囲です。
MOSについてはこちらをご覧ください。
Office 2016の試験については、来年2016年に開始が予定されていますが、詳細な時期などの最新情報については、公式サイトでご確認ください。
<MOS公式サイト>
また、学生の皆さんが受験される場合は、お得な学割制度もあります。
<MOS・学割>
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