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2016年2月23日 (火)

スパークラインのグラフが数値の大きさに合っていない

Excelでは、「スパークライン」という機能を利用すると、セルの中に小さな簡易版のグラフを表示できます。
スパークラインの作り方を知りたい方は、まずこちらの記事をどうぞ。
 
「折れ線」と「縦棒」のスパークラインでは、セル内にそれぞれのグラフが表示されます。ところが、下の棒グラフの赤枠部分をよく見てみると、数値の大きさと棒の長さが一致していません。横浜支社の170億の棒よりも、本社の150億の棒のほうが明らかに長いですね。
これはどういうことでしょうか。
 
0_3
 
スパークラインは、縦軸の最大値と最小値をそれぞれのセルごとに設定します。したがって、この例では支社ごとに棒グラフの最小値、最大値は異なります。そのため、棒の長さをセル間で比較すると、大小の大きさと長さが合わないことになるのですね。
しかしこれでは、支社間での比較ができません。そこで、セル間で最小値と最大値を同じ値に統一しましょう。
 
1_3
 
スパークラインが表示されたグループのセルを一つクリックしておきます。
次に、「デザイン」タブをクリックし、「軸」をクリックします。
「縦軸の最小値のオプション」の一覧から「すべてのスパークラインで同じ値」を選択します。
 
3_3
 
これで最小値の値がスパークラインのすべてのセル間で同じになります。
もう一度「軸」をクリックし、今度は「縦軸の最大値のオプション」の一覧から「すべてのスパークラインで同じ値」を選択します。
 
4
 
これで、最小値と最大値がセル間で同じ値に変更されたので、棒の長さが数値の大きさを反映したものになりました。
複数セルにわたるスパークラインの間で数値を比較できるようにグラフを作るには、スパークラインの設定後にこの操作を続けて行いましょう。
 
Officeの操作スキルを証明するには、MOSの資格取得をおすすめします。今回ご紹介したようなスパークラインの操作もMOSの試験範囲に含まれます。MOSについてはこちらをご覧ください。
 
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