セルを選択すると現れる「クイック分析オプション」ボタンが邪魔になる
Excel2013や2016では、セル範囲をドラッグした直後に、右下にボタンが表示されます。
これは「クイック分析オプション」という機能のボタンです。
選択範囲のすぐ近くに出てくるので、次の動作の邪魔になることもたしかにあるでしょう。
そこで、今日は、Excelの設定を変更して、セル範囲を選択してもこのクイック分析ボタンが表示されないようにする方法を紹介します。
その前にまず、「クイック分析オプション」ボタンの使い方を、ざっと知っておきましょう。
「クイック分析」とは、選んだセル範囲に対して、合計を求めたり、グラフを作ったり…文字通り「すばやく分析」するための機能を集めたものです。
使い方は簡単です。表示されたボタンをクリックすると、分析結果を選ぶ枠が表示されます。「書式」「グラフ」「合計」…と行いたい作業を選び、(たとえば合計を求めるなら、「合計」)さらに表示される細かい方法のボタンを選ぶと、図の黄色い枠にあるように、セル範囲の下に合計値が追加されます。興味を持たれた方は、ボタンをクリックするだけなので、自由に試してみるとよいでしょう。
このボタンを使わない人は、最初から表示されないように設定を変更しておきましょう。
まず、「ファイル」タブをクリックします。
次に、左の一覧で「オプション」をクリックします。
「Excelのオプション」ダイアログボックスが表示されます。
左上の「基本設定」をクリックし、「選択時にクイック分析オプションを表示する」のチェックを外します。
「OK」をクリックしてオプション画面を閉じると、以後は、セル範囲を選択しても、クイック分析オプションボタンは表示されなくなります。
Excelには様々な機能があり、使い方は人それぞれです。操作をしていて煩わしさを覚える場合は、思い切って設定を変更し、その機能を無効にしてしまうことも快適に使うためのひとつの方法ですね。
なお、Officeの操作スキルを証明するには、MOSの資格取得をおすすめします。今回ご紹介したようなオプション画面の設定方法もMOSの試験範囲に含まれます。MOSについてはこちらをご覧ください。
<MOS公式サイト>
また、学生の皆さんが受験される場合は、お得な学割制度もあります。
<MOS・学割>
コメント